壁を作ってしまったのは、私自身なのかも知れない。
型にはめようとしたのも、きっと私。
【女】とは【妻】とは【母】とはこうあるべきだと、その理想を信じて疑わなかった。
それを信じ、遂行することで満たされていた時は、確かに幸せだったし、その思いがここ10数年の私を支えてくれていたことも確かだ。
でも、最近その理想に疑問を抱くようになってしまった。
私の役目が一定の務めを終えてしまったことを、生活の中の小さな積み重ねで悟ってきたのだと思う。
古い保険を時代に合わせて見直すように、私のこれからの生き方も、自分自身の年齢や子供の成長に合わせてシフトしていかなければならないのかも知れない。
自分で作ってしまった壁は、いつの間にか後ろにも立っていて、ついには側面までできてしまった。
でもまだ蓋はされていない。
空は見えている。
だけど、高く高くジャンプしないと越えられないほどの高さに、もはや戦意すら起きなくて、ただ1人滅入っている。
迷っても行動しない私はどこか諦めていて、光が見えなくなるのを不本意ながら待っていたのかも知れない。
でも、やっぱりここから出て行きたい!
この高い壁を、飛び越える以外の方法で抜けて行きたい!!
その道標をまずは見つけたい!!
自分がこれから何をやりたいのか・やりたくないのか、どんな人になりたいのか・なりたくないのかを、きっと今はゆっくり考える時。
【若くないから・そんなことにお金は出せないから】そんな思いはとりあえず全部打ち消して、ただただ新しい理想を見つけること、考えること、ちょっとした孤独に向き合うことが、今の私に必要なことなのだと思う。
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